イライラの感情を子どもにぶつけすぎないコントロール法

このブログを書いている時に「しつけ」のために置き去りにされた北海道の小学生の男の子の話題がメディアで多く報道されていました。無事に見つかって本当に嬉しかったです。

でも、ドキッとしてしまったのはうちだけではないと思います。「うちでもやりかねない!」と思った人は多かったのではないでしょうか?

感情的にしつけをするのがおかしいとの意見もありましたが、確かに正論です。でも、子を持つ親ならだれもが感情的になってしまう気持ちもよくわかります。すごく分かるんです。

でも、そこで感情の高ぶるまま子どもに対応すると、後で冷静になったときに「しまったぁ。やりすぎた~」と後悔もしてしまうわけです。もちろん私も経験者であります。

そこで、今回は後で後悔しないために、子どもに感情をぶつけすぎない自分自身のコントローる方法を考えてみました。

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イライラする気持ちをコントロールしようと考えるに至った経緯

私が、こんな事を考えるようになったのは、やはり経験者だからです。

当時、お兄ちゃんが2歳の時だったと思います。自我は出てきたけど、会話はうまく成立しない、あの時期です。毎日のように注意することが増えていきました。私自身も過敏になってしまって、ちょっとしたことでも注意したり、イライラしてしまったのです。

その日はテレビボードの扉を開けて中をゴチャゴチャ触るようになってしまいました。うちでは触られない対策として、子どもが開けにくいタイプのテレビボードに買い替えたばかりだったのです。開けるのに力がいるし、重いし、大人でもちょっとコツがいります。

それなのに、それなのに、あっさり開けるようになってしまいました。しかも中のDVDディスクをどんどん出していきます。

今ならそのDVDディスクをどっかに移動して、開けてもいいよ!にしてしまいそうなのですが、その時はテレビボードを買い替えた事で満足していたのでしょうね。

何度注意してもやめてくれません。せっかく買い替えたのに・・・。ってがっかりした気持ちもあり。

そして次に開けているお兄ちゃんを目撃した時に私もカ~っとなってしまって、

「こら!!また触ってる~!!!」

と後ろを向いたままのお兄ちゃんの背中をバシンと叩いてしまったのです。

まだ2歳の小さな体のお兄ちゃんは私に叩かれた事によって咳込み始めました。突然の事と、叩かれた事と、怒られた事で涙を流しながら咳こんでいます。

そこで私もハッとして、なんて事をしてしまったんだ!と我に返りました。

そもそも、私の右手、家族に鉛と言われるほど重みのある手なんです。

「ちょっと~そんな事言ってないし」バシッ!って笑いながらボディータッチしようもんなら、妹ですら咳き込むのです。

「あんたの右手凶器だからマジでやめて!軽く叩いたつもりでもこっちの打撃半端ないし」

ってよく言われてたんですよね・・・。

それが今回意図的に叩いてしまったとなると、お兄ちゃんにはどんなに重いものが降り落とされた事なのだろう・・・。と夜は夫の前で泣きながら懺悔しました。

それからは、感情的になる自分をコントロールしようとできるだけ努力してきました。

自分自身の避難場所を作る

イライラして、子どもに感情的に怒ってしまいそうな時、叩いてしまいそうなとき、外に締め出したくなった時。

子どもに当たらず、自分がその場から逃げる場所作ろう!とりあえず子どもから離れよう!

私的にはトイレが一番いいと思っています。

鍵もあるし、個室だし。

年齢が小さい子であれば、子どもがドアの向こうで泣いてることもあるかもしれません。

でもとりあえず避難場所にこもって深呼吸です。ひたすら深呼吸です。

携帯電話を握りしめているなら、好きな曲を聴くのもいいかもしれません。

深呼吸と共に自分の怒りをクールダウンするのです。

子どもに「出ていけ」はNGですよ。どんな事件に巻き込まれるか分かりません。かと言って自分が外に出て行った場合、ついてきてしまう可能性もあるので危険です。お母さんがいなくなったから探そうとしてベランダから転落した事故も起きています。

なので、自分が避難する。閉じこもって気持ちを落ち着けさせるのです。

癒される写真があるとさらにいい

私的に効果があったのが、トイレの壁にベタベタ貼り付けた写真です!お兄ちゃんのトイレトレーニングの時に、トイレを好きになってもらおうと写真を貼りまくったのです。それが意外なところで私にも良い影響を与えてくれました。

家族写真、ピクニックのお弁当の写真、お兄ちゃんのかわいいショットなど。

私もその後数回トイレに逃げ込んだ事があります。

「落ち着こう。私落ち着こう」

そこでふと視界に入る写真。それらを見ていると、こんなにイライラしてる自分、なんでなんだろう?って思ったりするのです。こんなかわいい時期もあったなぁてしみじみ思ったりするのです。

トイレに入るだけでクールダウンできる日もあるんです!

電話やSNSで実況中継

私は3姉妹なのですが、姉には3人の子どもがいるので、子育てもにぎやかです。そして時々電話でイライラ実況中継がきましたよ。

「あかん、このままやったら虐待してしまいそうやからゆみちゃんに電話してみた。」

「1番目の子、あー言ったらこう言うでほんまにイライラすんねん。」

(はい、姉は関西人です。)

でも姉は第三者を介入することで冷静になれていると思います。

私も話を聞きながら、「一番目の子はこう思ったからそれをやったんじゃない?」とか客観的なアドバイスをします。

「聞いてくれてありがとう。あっちの世界に戻るわ。」

姉がイライラしている構図を頭の中で整理できたようで、ちょっとスッキリして電話をきることもありました。

最近は三姉妹プラス母のグループラインで実況中継が始まります。

ツイッターを利用している方はツイッターで自分のイライラを言葉にし、発散している方もいるのではないでしょうか?

イライラしているときに鏡をみる

これは心理学で習ったり、自己啓発本でも紹介されている事が多いと思うのですが、自分が怒っている顔ってなんだか恥ずかしいですよね。

人が怒っているのを見ると、わぁ、私はあそこまで感情むき出しにできないわ~って思っているのに、子どもにイライラしたり、怒っているときは自分もまさに同じような顔をしています。

ちなみに子どもがギャン泣きの時も鏡をみせてあげると泣き止んだりすることもあるんですよ。「あれ?えーんえーんしてる子映ってるねぇ」って話しかけると泣きやんで鏡の自分の顔を指さしたりします。

もし、自分の怒っている時の顔が見てみたいと思ったら冷静な時に旦那さんに依頼してみてください。「私が怒っているときに動画撮ってみて!」と。

まあ、大人の場合はイライラを助長させてしまうかもしれないので使い方は要注意ですけどね。私は頼みませんが・・・。でもそんな自分の姿見たら、もう怒りたくなくなるかもしれません。

外に出かけたり、お友達を呼んだりする

自分の名誉のために言いますが、保育士をしていた時はこんなにイライラすることなんてなかったんです!仕事だし、人の子を預かっているっていうのもあるかもしれませんが、他の先生にすぐ相談できたり、うまいこと間に入ってもらったりして、一人で保育をしているって感覚ではないんです。

それが家の中ではパパが帰ってくるまではまるっきり一人の子育てです。一日、子ども以外の誰とも話さない日もよくあります。その密室が余計にイライラしやすくなる環境かもしれないので、イライラする日が続くなぁって時は「今日こそ外に出なくちゃ」って散歩したり、児童館に行きました。

お友達を家に招いて第三者に間に入ってもらうのもいいですね。

最後に

置き去り事件は無事助かったからこそ嬉しいニュースではありましたが、一歩間違えばとても悲しいニュースだったかもしれません。

そう思うと普段からイライラする感情をコントロールする方法はとても大切なんじゃないかと思います。些細なイライラの時から上記の事を試してみてください。大きな波が来た時に乗り越えられるようになると思います。

今はお兄ちゃんが6歳と大きくなったのもあるかもしれませんが、私自身とても上手にコントロールできてきていると思います。ただ、弟くんの魔の二歳が今から訪れるので、どうなることやら・・・。

それと、私の手が鉛のようだと紹介したことによって、いや、あの、皆さんの私のイメージが今どんなものになったかわかりませんが、私身長150センチで体重もそこそこで小柄体系なんですけど骨太なんですよ。(あっいらない情報?(*’ω’*))


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