弟くん、1歳9カ月。
そろそろトイレトレーニングを始めてもいいお年頃かもしれません。
でも、弟くん、膀胱におしっこをため込む気配がありません。いつ確認してもオムツがぬれてます・・・。
しかもお兄ちゃんの時のあのトイレトレーニングのイライラが忘れられず、まだまだ始める気にはなりません。
そうは言っても、トイレトレーニングはいつかはしないといけないもの。なので今回はトイレトレーニングの開始時期、流れを振り返ってみたいと思います。
トイレトレーニングを始める目安は?
・一般的には、おしっこの間隔が2時間以上あいたらトイレトレーニングの始め時と言われています。
2時間あくのが何歳か?は1歳半の子もいるだろうし、2歳すぎても2時間ためられない子もいるし、本当に個人差があると思います。
・「ちっち」「シーシーでた」お尻を叩くなど言葉や仕草で意志を伝える事ができるかも重要
オムツ外しのゴールは自分でトイレに行きたいと伝えられる事。
トイレに連れて行くと必ずおしっこをするのだけど、まだお話しが得意でなく伝えられない子もいるし、逆におしゃべり上手でしっかりして見えるのに、おしっこの間隔は2時間以上あかない子もいるし、何度も言いますが、本当に個人差が激しいです。
・季節は春から夏が理想的!
おもらしをして寒い思いをさせるのもかわいそうだし、冬は洗濯物が乾きにくい!トイレトレーニングには失敗はつきものなので、春から夏のスタートが理想的です。しかし、こればっかりも子どものタイミング。子どもがやる気を出したのが秋や冬ならそれはそれでチャンスを活かしてくださいね!
オムツはずしstep1
まずはおしっことうんちの存在、トイレの存在を知るイメージトレーニング
・おむつであっても「おしっこでた?うんち出た?オムツ換えようか!」と声をかけ、おしっこやうんちを意識させる。
うんちがでた場合、一緒にトイレに流しに行って「うんちバイバイ!」と水に流すのを見るのは子どもも好きでトイレに興味を持ってくれます。
・ママやパパ、兄弟がトイレに行くときに誘っておしっこするところを見せる。
「ここでシーっておしっこするんだよ」と言葉でも伝える。
・お風呂でおしっこが出た場合は「シーってでたね!これがおしっこだよ!」とおしっこの存在を分かってもらう。
・テレビや絵本でトイレの場面を一緒にみる。
「トイレでおしっこしてるね。」「うーん、ってうんちしてるね」と語りかける。
・オマル・補助便座付きトイレに座ってみる。
「上手に座れたね!」「ここでおしっこしーってするんだよ。」「うんち、うーんってするんだよ。」など声掛けする。
※パパやママも子どもがうんちをしそうな顔や仕草、おしっこをしてそうな仕草をよく観察してください!
いつも、どのタイミングでうんちやおしっこをしているかを把握できているとトイレに誘うきっかけをつかみやすいです!
step2
オムツ交換のタイミングで実際にオマル・補助付き便座に座ってみる。
最初は一日1~2回でもトイレに誘い、慣れてきたらトイレに行く回数を増やして、トイレに行く習慣をつける。
オムツ交換のタイミングでオムツがぬれてないと、おしっこが出る場合もあります。徐々に成功体験を増やしてください!
誘うタイミングは活動の節目です。おもちゃで遊んでいる途中に誘ってしまうとトイレのイメージが悪くなってしまうので、朝起きて、ご飯あと、遊びに行く前、帰って来たら、等の節目で誘いましょう!
うんちの場合は、いつも排便している時間やタイミング、いきもうと頑張っている時に誘うと、トイレでの成功の可能性があります。
※トイレに行くのが嫌だったり、座るのが嫌なようなら、トイレに好きなキャラクターの絵を貼ったり、家族の写真を貼ってみてください!「写真見に行こう!」「○○も頑張れって言ってるよ~」などトイレに誘いやすくなったり、声掛けでがんばれたりします!
step3
トレーニングパンツ、もしくは普通のパンツをはいて日中を過ごしてみる。
子どもが自分で尿意を感じる事が重要なので、頻回に「おしっこは?」と尋ねることはNGです。
もらしてしまっても怒らずに、「おしっこ出ちゃったね、次は『ちっち』って教えてね。」など優しく声をかけてください。
自分で尿意、便意を伝えられるようになったら、オムツ外しのゴールです。
保育園で、誘うとトイレでの排せつができるようになったので、パンツに移行した子がいました。でも、尿意どころか、「おしっこでたー」の事後報告すらしてくれないのです。もれていても気にせず遊んでいます。しかし、家でもお母さんが頑張っているようなので1週間ほどパンツの生活を続けました。それで気持ち悪さを感じて尿意を伝えられるようになる子もいるのですが、その子は伝えてくれるようにはなりませんでした。なので思い切ってまたオムツに戻し、改めて半年後にパンツをはいてみました。
そしたら、半年前が嘘のように「おしっこ~」って伝えてくれるんです!
やっぱり尿意を感じるようになるのも個人差があり、必ず自分で感じてくれる時がくるのだなぁと実感しました。
※子どもの成長でも言える事ですが、トイレトレーニングも一進一退です。「昨日まで教えてくれたのに~今日は失敗ばかり」「今日は教えてくれた~」と一喜一憂しやすいのもオムツ外し練習期間。親も焦らず続ける事が大切です。
お兄ちゃんの場合
うちのお兄ちゃんはこの手順でわりとあっさりオムツ外しができたのです。
2歳になるまえの冬からstep1のイメージトレーニングを重ね、2歳になってすぐの5月にstep2に進みました。
6月にうんちをしそうなそぶりをしているお兄ちゃんをトイレに連れて行き、トイレで成功。その後は自ら教えてくれるようになりました。なのでオムツをしていてもうんちだけはトイレでするようになったのです。
7月末、私の実家に帰っている時にトレパンにしました。最初何度か失敗したものの、その後は教えてくれるようになりました。ちょうどその時実家に帰っていて、2歳年上のいとこのお兄ちゃんがトイレに行くのを見て、かっこよく感じたようです。
でも、まあ、お兄ちゃんの場合、トイレトレーニングのイライラはこの後なのですけどね・・・”(-“”-)”
※トイレトレーニングを始める前に我が家の失敗談を聞いてくださいませ
終わりに
トイレトレーニング期間が長引くと、子どもも飽きてしまうかと思ったので、step1の時点では子どもがトイレに座りたいと言ってもあえてじらして、「2歳になってからのおたのしみねぇ~」としていました。
なのでいざトイレに座ってみよう!となった時に憧れだった(補助便座付き)トイレに座れる~とやる気満々でした。この作戦は自分でもよかったんじゃないかな?と思っています。
とにかく、最初はトイレに行くのが楽しみ!と思えるような演出で、トイレに通う習慣をつけていってください!
あと、step3で失敗ばかり続くようなら、本人も自信をなくすし、お母さんも洗い物ばかりで気が滅入ってしまうので、いったんオムツに戻してみるのも一つの方法だと思います。
「せっかく前進したんだし、ここで絶対オムツに戻っちゃダメなんだ!」って決めつけちゃうと子どもも親も辛いよ!って過去の自分に言いたいです。( ;∀;)
保育士をしている時、オムツ外しの相談をベテランパートさんに話した際に、「小学生で日中オムツしている子いないでしょ?だれだっていつかは外れるようになるのよ~」
とあっけらかんと答えられました。その時は自分のクラスの子のオムツ外しで頭いっぱいでそんな小学生なんて何年後よ~と途方に暮れてしまいましたが、今となってはその通りだなと感じます。
遅かれ早かれ、おむつは外れるものなんです。
焦らずにゆっくりやっていきましょう。