テレビを見ていない家庭を非難するつもりは一切ありませんよ。ただ、テレビ否定説の方が多いから、子どもにテレビをみせないって家もあるんじゃないかな?とも思うのです。だって、絵本は悪影響だから、絵本を見せてないって話はほとんど聞きませんよね。
うちはテレビ擁護派なので、付き合い方によっては良い効果もあるよ~!って言いたいのです。
そこで今回は我が家での『子どもとテレビの付き合い方』と子どもにテレビを見せてて、『今のとこ実際どお?』って部分をお伝えしたいと思います。
我が家の『テレビ』約束事
1、テレビの視聴時間を決める
平日は40分。日曜日は1時間と決めています
うちのお兄ちゃんは幼稚園の年長さんで6歳なのですが、半年くらい前から平日は40分と決めています。それ以前は1時間半とか2時間とか普通に見ていましたが、段々と本を読む時間が増えたり、弟と遊ぶ事が出来るようになってきたので、40分にしてみました。
1歳10カ月の弟くんに関してはずっと家にいるので、+30分は見てます。
あと、長期休みの時と、DVDを借りてきた時などは視聴可能時間を延長しています。
2、リアルタイムの番組は見ない
リアルタイムでのテレビはほとんどみせません!必ず録画した番組を見せるようにしています。つまり見せる番組は親が決めているのです。時々は要望も聞きますけどね。要望を受け入れない時もあります。※参照 子どもに戦隊ものを見せたくない2つの理由
これに関しては夫がマメに番組表をチェックしていて、親が見せたい内容だったり、子どもが好きそうだなって内容の物を新たに取り入れたり、見てなさそうなものは予約リストから外したりと入れ替えはしています。なので長期休みの時はいつもより多めに録画予約しています。
ただ、見るか見ないかは子どもの自由です。あくまでも決まった時間内(40分ならその時間分)に自由に選んで見てもらっています。
リアルタイムだと次に始まった番組を見たくなったりしますよね。録画した番組だとダラダラと見る事なくスパッと終わる事ができます。
それにリアルタイムだと見たい番組が終わらないがために、なかなかお風呂に入ってくれない、食事が始まらないとかの問題もありますが、録画だとテレビに生活の流れを縛られる事はありません。
ちなみに私も夫も基本的に録画した番組しか見ていません。CMなどを飛ばすことができるので、1時間番組でも45分~50分と時短できます。しかも子どもの夜泣きが激しかった時は中断もできたので、とても便利でした。
3、土曜日はノーテレビデー
夫が休みという事もあり、土曜日に出かける事も多いので家族と過ごす時間という事で土曜日をノーテレビデーとしました。
お兄ちゃんは時々文句を言いますが、それでも慣れてきましたね。「あっ今日ノーテレビデーだった!」って自ら言っています。
テレビの時間がないと、親としても時間を持て余して困る事もありますが、「じゃあみんなでトランプしようか!」「ウノしようか!」って流れになるので、それもそれで楽しいです。
テレビを見ていて子どもにとって良い影響
テレビから得る感動
うちのお兄ちゃんはポケモンのアニメが大好きです。主人公がバトルに負けたら一緒に悔し泣きをしているし、バトルに勝ったら「よしっ!勝ったぞ!」って一緒になって喜んでいます。
数週間前なのですが、NHKの情報バラエティ番組を見ていたお兄ちゃんが「お母さん!これ見て!すごいよ~」と巻き戻して見せてくれたのがどこぞの国の郵便局員さんが一人で石を積み上げて作ったお城の映像でした。「この人すごいね~!このお城見てみたい」と言っていました。
アニメの主人公になりきって臨場感あふれる感動、遠くの国だけど鮮明に見える感動はテレビならではないでしょうか?
テレビから得る情報
NHKの教育テレビを見ている事も多いのですが、小学生向けの番組でもしっかり頭に入っているようです。
空を見上げて「あっ!ひこうき雲が出ているって事は明日は雨だな」って言ったり、お友達の家にグランドピアノがあり、中をのぞいて「これが弦かぁ」と言っていたり、「たぬきってさ、いつも同じところにうんちしていくんだって。うんちの山ができるんだよ」って急に言い出したりします。
「なんでそんな事知ってるの?」って聞くと「テレビで見たんだよ」と答えます。
なので、ちょいちょい知識として蓄積されているようです。私があれこれ教えるタイプではないので、テレビをみて自分で情報を吸収してくれているのでありがたいです。
テレビで得た情報の詳細を知りたくて本を読む
またまたポケモンなのですが、お兄ちゃんはポケモンのことがもっと調べたくてポケモン関連の本を熟読するようになりました。
また、さっきの雲の話ですが、ほかの種類の雲にも興味を持って図書館の本で調べていました。
きっかけはテレビだったとしても、さらに知識を深めたいと思い、本を読むという行為にもつながっています。※参照 本が好きな子になるには?
テレビの前に○○しよう!
うちではテレビを見る前に散らかったおもちゃや本を片付けるという流れがあります。1歳10カ月の弟くんもその流れが身について、「テレビ見るから片付けて~」と言うと片付けるようになりました。
お兄ちゃんは最近簡単なドリルをしているのですが、このドリルを導入し始めた時もドリル1ページしたらテレビという流れを作ったので今ではこちらが何も言わなくてもドリルを勝手にやっています。
ママにも嬉しい事
子どもがテレビに集中してくれている時間はママにべったりの子どもも離れてくれます。特に常に家にいる弟くんにテレビを見せると、私は「ほぉ~」っと束の間の休息時間です。
子どもがママから離れてくれなくて家事ができない時とか「ちょっとこれ見てて!」と見せて家事を進める事もできます。
それに毎度おなじみの体操で一緒に楽しむ事もできます。普段どんな遊びをしたらいいか分からない人でもテレビでやってる真似をして一緒に動くだけで子どもの遊びを共感できます。
最後に
テレビって悪いように書かれている教育本多いですよね。私の知り合いにも子どもに一切テレビを見せていないママさんが数人います。なのでうちもテレビ見せないようにした方がいいのかな?って悩んだ時期もあります。でもこの日経DUALの記事を見てなんだか救われました。
もちろんその家庭それぞれの育て方を否定はしません。でもテレビを利用しないなんてもったいない!って今は思ってしまいます。ご家庭でゆるぎない決まりができていればとても有効利用できると思います。
最近はお兄ちゃんにあえて「さっきの続き見られなかったんだけど、どうなった?」と聞いたりもします。しっかり内容を話してくれるのです。
それって、学校に通い始めて授業を聞いた時も聞く事ができるってことじゃないでしょうか?
なのでこれからも我が家ではテレビを子育てに大いに活かしていきたいと思っています。
ちなみに、最近兄弟でレゴブロックが流行っているのですが、夫が「わしそんなおもちゃで遊んだ事ないわぁ」って言うので「じゃあ、小さい頃なにしてたの?」って聞いたら「テレビばっかりみてた。」って言うのです。「おかんも働いてたし、ずーっとテレビやったな。もしくはウルトラマン大辞典見てた」って・・・。
聞いて下さい!うちの夫、小さい時テレビばっかりでもかなり賢くて、けっこういい子に育っていますよ~