子どもを連れているといろんな人に話しかけられませんか?自分の子を褒めてもらえると、やっぱり嬉しいもので、ついつい会話が弾んでしまったりしますよね。
お兄ちゃんもうすぐ6歳、弟くん1歳9カ月、今までいろんな人との出会いがありました。
そこで、今回はその中でも特に印象に残っている人達を紹介したいと思います。
そして、これからもそんな出会いを楽しみに子どもと出歩きたいと思います。
とっても安産だったおばさん
お兄ちゃん生後5カ月頃、ベビーカーに乗せたままバスに乗っていました。前の席に座っていたおばさんは、ベビーカーで寝ているお兄ちゃんを眺め
「あら、かわいいわね!今どのくらい?」
と会話が始まりました。
「うちにも孫がいるのよ~、同じくらいね!」
と他愛もない会話をしていたのですが、だんだんヒートアップしてきて、
「私の事だから、もう何年も前の事なんだけどね、うふっ、息子の時は、タクシーの中で産みたかったんだけどタクシーではなんとか我慢して、診察室で産んじゃった!」
「娘の時は、誰も分娩室にいない時に産んじゃって、2階から『産まれましたよ~』って先生呼んだのよ」
「もう、私は犬なのよ!お産が軽いのよね」
そこまで勢いよく話したおばさんは、
「あっ、降りなくちゃ、またね~!」
と降りていきました。
すっ、すごい!うらやましすぎる!
親切なおばさん
お兄ちゃんが2歳3カ月頃、まだおぼつかない足取りで私と手をつないで歩いていました。のんびりのんびり歩いていると、後ろからおばさんがやってきて、
「あらー、かわいい!何歳?」
と話しかけてきました。
ここでも他愛のない会話をして「それじゃあ!」
と別れたのですが、
「頑張って歩いているのに追い越しちゃってごめんね~」
ともう一度振り返り、
「あっ、ちょっと待ってて」
とおもむろに目の前の洋服屋さんに入っていきました。
すぐに出てくると、お兄ちゃんに千円を握らせたのです。
いきなりどうした?この店はなんだ?そしてこのお金、なんのお金だ?と心の中で思ったけれど、もちろん口には出さず
「えっ?いただけません!困ります!」
とお返ししたら、反対に押し返されて
「何かしてあげたいのよ~」
と言われました。その後も受け取れないと伝えたのですが、おばさんも折れることなく、仕方なく受け取りました。お礼を告げるとおばさんはまたお店に入っていきました。洋服屋さんの店主だったようです。
いやぁ、道で会ったばかりの人にお金をもらったのは初めてです。
犬を連れたおばさん
数週間前のことです。弟くんと近所を散歩していると、ミニチュアダックスフンドを散歩させているおばさんに出会いました。弟くんは動物好きなので、「あっ、あっ」と指をさしています。
おばさんも弟くんの反応に気づいて立ち止まってくれました。
「かわいいわね~頑張って歩いているのね~」
と弟くんに話しかけてくれます。そしてミニチュアダックスフンドを抱き上げて
「ほら、ねこだよ~」
と言いました。そして
「じゃあ、またね~」
とミニチュアダックスフンドを腕からおろし、また散歩に行ってしまいました。
「ねこ・・・?」
猫と思って飼っている?いやいやいや。ないないない。
そうだ『ねこ』という名かもしれない!