私は子どもに戦隊もののテレビ番組を見せたくないという私の方針があります。なので見せていません。
お兄ちゃんが幼稚園に入園し、お友達から戦隊ものの情報を得てくるようになってからは、「みたい!」とリクエストするようになったのですが、そのポリシーだけは曲げずに見せていません。
ただ、本は買ってあげています。仮面ライダーの本がお兄ちゃんと弟くんの最近の愛読書です。
ただし、条件がクリアできれば見てもいいと思っています。
今回、見せたくない理由を2つ、お話ししたいと思います。
戦隊もののテレビを見せたくない理由その1
加減を知らないのに、リアルな戦い方で攻撃してしまう
今までアニメや動く人形、粘土しか見ていなかったのに、戦隊ものは人がやっているテレビ番組の上に、戦うからです。動きがやはりリアルなんですよ!子どもにも、攻撃する腕や足の動きが想像しやすいです。アンパンマンがアンパンチするのとは訳が違います。
保育士をしていて、2歳のクラスを担当した時に、戦隊もののテレビが大好きな男の子がクラスにいました。こんなに小さい子が○○レンジャーなどの真似をしている姿と言うのは本当にかわいらしいんです。
「ヘンチンちゅるじょぉ~」
まだかわいらしいしゃべり方でヒーローになりきっている姿は微笑ましくもあるんです。
しかし、パンチ、キックの加減を知らずにお友達にもやってしまうんですよね・・・。
たとえごっこ遊びの原点だとしても、相手が嫌がる、危害を及ぼすなら、止めるしかないんです。お互い好きなもの同士だったら、しばらく様子見ようともなりますが、だいたいどちらかが強くたたかれたり、蹴られたりして、泣き出して終了。ましてや、全然興味のない子相手に戦いだしたら、迷惑行為でしかないんです。
私自身、試行錯誤で保育をしていたので、一度思いっきり遊びに付き合った事もあります。それはそれは喜んでくれました!
大人は攻撃されても「いたたたぁ。○○ジャー強すぎだよ」
とガマンはできますが、それでもかなり力強いパンチやキックや体当たり・・・。
「もうちょっと優しくやって!」
と伝えるのですが、そこは伝わらないんですよねぇ。
好きな遊びなもんだから、テンションはドンドン上がっていくし、「優しく戦って!」なんて矛盾した要求は伝わるはずがありません。
彼らにとって
戦う=本気
なんです。
今後保育士に復帰することがあれば、この年齢のこの遊びにはまた悩む事だと思います。すべて禁止するのもなんだかなぁとも思うし、かといってまだ相手の事を考えて遊べる年齢でもないので・・・。
まあ、保育園という場が、そういう事を学ぶ場所でもあるのですが、それは戦いごっこを通してじゃなくても身につける事ができるし・・・。
さてさて、じゃあ、どの年齢になったら手加減を覚えてくるのでしょうか?
お兄ちゃんがいて、兄弟間で戦っているうちに早い事覚えるって子もいるでしょうが、私自身の感覚だと、4~5歳にはリアルに戦わない真似っこの戦いができるのでは?と思っています。もちろん、個人差はあると思いますが。
なので、うちのお兄ちゃんにはもう見せてもいいと思っています。
実際、お兄ちゃんはお友達と戦いごっこをしているようです。
先日、「○○くんと戦う時は戦う真似でやってるんだけど、今日は▲▲くんと戦ったら本気にやってくるんだよ~。真似っこでやってって言ってるんだけどね。痛かったぁ」
と言っていたので、お兄ちゃん自身は戦う真似で遊んでいるようです。同じ学年でもまだ本気でやってしまう子もいるようですね。
「ストーリー意外といいんだよ~!」
「時々泣けちゃったりするんだよ~!!」
「あの主人公の俳優のその後の活躍気になっちゃうんだよ~!!」
さまざまな感想をいろんなお母さんに聞きます。うん、確かにイケメン俳優を生み出している番組だし、私も気になります。しかも、本で見る限り物語の設定がすごく細かいし、大人が見ても面白そう!
しかし、もう一つ、見せたくない理由があるんです!これはまるっきり私の意見なのですが・・・
戦隊もののテレビをみせたくない理由2
どんなに夢中になっても1年で終了してしまう
うちのお兄ちゃんも、本やお友達から情報は得ているので、もう条件としては一緒なのかもしれませんが、その番組が終わってしまうと、そのヒーローの事はパッタリ話題に出なくなるんです。あんなに夢中になっていたのに・・・
お兄ちゃんのお友達の家には変身ベルトや、戦うアイテムなど、番組が変わるごとに増えていってるうちもあります。
そのおもちゃだって、番組が終わってしまえば隅っこにおいやられるんです。
しかも、今のコマーシャル、子どもが欲しくなるようにうまーくできていますよね。
そこなんですよ。
うちには次々出てくるアイテムを買う余裕はありません!
しかもおもちゃは長く遊べるやつがいい!
いや、すみません、そんな理由でした。
おもちゃというものは年齢によって変化していくものだし、年齢に合わないが故に段々遊ばなくなるものだってあると思います。しかし、ベルトや戦うアイテムは同じようなものなのに、お話が終了したから使われなくなるのです。
なんだかむなしくて~
もちろん、それに付き合う事ができる経済的余裕があるなら、それは否定しません。いいなぁと思います。
まあ、アイテムを欲しがったとしても買わなければいいだけの話かもしれませんけどね。
終わりに
戦隊もののテレビ番組はよくない!なんて思っていません。友情だったり、努力だったり、ドキドキだったり、子どもにとって魅力的なものが詰まっているのは重々承知です。
ただ、殺人事件の描写のある推理ドラマを小さい子に見せない感覚と同様に、戦隊ものも適正年齢があると思うのです。うちの場合、今弟くんにはちょうど見せたくない歳なので、戦隊もののテレビはまだ見せない方針を貫きます。
弟くんが4歳くらいになったら見せてもいいかなぁと思っています。その頃お兄ちゃんは8歳。まだ興味あるでしょうか?
もちろん、「おもちゃは買わない」という条件ですけどね。
【追記】その後、戦隊もののおもちゃを絶対に買わないと決めつけるのをやめました!積極的には買いませんけど・・・。詳しくはこちらの記事に書いています。
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