こんにちは。2人の男の子を育てているゆみと申します。
我が家の長男は現在小学2年生。去年の秋に初めて全国統一小学生テストを受けてみたのですが、結果を見た夫が、「息子に中学受験をさせたい」と言い出したのです。
と言われても、私は中学受験にかかるお金と、中学の授業料が気になって夫の思いを容認できません。
このまま夫1人で暴走させるわけにはいかないので、今回は東京都の中高一貫校の中学校の授業料を調べてみることにしました。
中高一貫校は私立だけではない!
中学受験と聞いた私には
中学受験=私立=お金がかかる
と上記↑のように勝手に思いこんでいたのですが、中高一貫校にも公立はありました!
中高一貫校の種類としては
①公立中高一貫校
②国立中高一貫校
③私立中高一貫校
の三種類です。
それぞれの中学の授業料は?
公立と国立の中高一貫校は入学金や授業料なし
もちろん、教材費、給食費、修学旅行代、通学費などはかかってきますが、基本的に地元の公立中学と同じくらいの費用で通う事ができるそうです。
私立中高一貫校の場合は学校によって授業料に差がある
私が参考にした本によると、東京都の私立中高一貫校の中学の授業料は
最安値 年間25万円台
最高値 年間130万円台
でした。ひょえ~!!授業料だけで、130万円だなんて
私は東京で生まれ育ったわけではないので、残念な事に授業料最高値の学校の名を聞いたこともありませんでした・・・。玉川学園中等部って有名なんですか?
あと、「あっ、ここも他より高いなぁ」と思って学校名をみたら『慶應義塾中等部』や『学習院中等科』だったり。イメージ通りの値段の高さ!
ざっと見た感じ、東京都の場合は年間授業料が30万~50万円台が多いように感じました。でも上記の料金はあくまで年間授業料。
あと学校により項目名は変わってくると思いますが、施設設備費等も必要との事。初年度は更にプラス入学金です。
なので初年度納付金を見たら、80万~100万円超える学校も多くて頭がクラクラしました。
制服代や教材費などはまた別の支払いです。
ちなみに、受験させる気マンマンじゃないか!と言われそうですが、参考にしたのは「カンペキ中学受験」という本です。(図書館で借りることができました)
この本を私が見ると学校名より校風よりなにより『学費』の項目しか目に入ってきません。
私立中高一貫校は我が家には遠い存在のように感じました。
でも真剣に学校選びしたい人には『教育の特色』はもちろんのこと、『部活動加入率』『学食や売店の有無』『先生の平均年齢』など、細かい事も書かれているのでとても参考になる本だと思います。
我が家が中学受験をするとしたら・・・
もう、高い授業料が頭にこびりついてしまいましたが、今回、中学受験でも授業料のかからない国公立中高一貫校という救いの道がある事が分かりました!
何十年ぶりでしょうか?こんなに真剣に数字を眺めたのは・・・。
私は、もう戦い抜いた戦士のように夫に告げました。
「どうしても受験すると言うのならうちの場合、公立か国立しか考えられないね・・・」
すると、夫は平然とした顔で言うのです。
「私立中学をを諦めるのはまだ早いよ!」と
特待生制度の存在
夫が言うには、学校によっては「特待生制度」の設けられた学校があるらしいのです。
特待生制度とは?
入学試験や在学中の成績優秀者に対して、学費の一部、もしくはすべてが免除されたり、奨学金が支給される制度のこと。
なるほど、参考にした本の学費項目の下に特待生制度「あり」「なし」が記載されていました。そうすると
①特待生制度「あり」の学校を選ぶ
②子どもが勉強を頑張る
結果、授業料が免除されたり、安くなったりする!!
そんな夢みたいな話もあるようです。
実際、私立の中高一貫校に進学したうちの夫は特待生制度を利用して、全額ではないものの学費の一部が免除されていたそうなのです。
う~ん。特待生制度を利用するという事は、子の努力が不可欠ということですね。
でも身近な人物がまさにその制度を利用していたという事で、現実味はわきます・・・。
また、各学校には奨学金制度が設けられてるところもあり、内容は学校によってまちまちですが、無利子で授業料を貸してくれたり、家計状況急変で就学の継続が困難になった場合には授業料が無料となるところもあるようです。
東京都は高校の授業料の補助金がある
それに東京都の場合、2017年度から私立高校の授業料の実質無償化がスタートしているとの事。
実際は所得に応じて授業料の補助額は変わってくるようなのですが、もし、私立の中高一貫校に入学したとしても、中学3年間の授業料支払いを頑張れば、高校からの授業料は軽減されるのだとか。
「中学3年間!なんとか授業料の支払いを頑張れば、子どもにいい環境で勉強させられるんだよ!」
夫のセールストークは続き、私の心も揺らぎます。
最後に
夫のうまい話術に「私立の中学行ってもなんとかなるんじゃないの?」と楽観的な気分になりかけましたが、やっぱりそれなりの貯えと、心構えが必要となりそうです。
でも学費学費とお金の事しか調べませんでしたが、「なんのために中学受験をしたいのか?」を忘れてはいけませんね。
大切なのは授業料の安い学校ではなく、子どもの行きたい、子どもに合った学校を探す事。
学費だけみていては本末転倒です。
今は私がまだ専業主婦なので家計に余裕もありませんが、私がパートに出ればもう少し現実的な話になるかもしれません。
少しだけ中学受験を前向きに考えて、次は塾について調べてみようと思います。