男の子がいる家庭では虫を連れて帰ってくる事も多いのではないでしょうか?
昨年、わが家でも息子がカブトムシの幼虫をもらってきてしまいました。
2匹も。”(-“”-)”
私も幼少時代、カブトムシやクワガタは探しに行くほど好きだったのですが、幼虫から育てたことはないし、幼虫がこんなにも大きな芋虫だったとは、この時初めて知りました。
そして、羽化する時にカブトムシってものすごく臭かったのです!!
知ってました?
今回は我が家で撮影できたカブトムシの成長過程と共に、カブトムシ観察記録をお伝えしたいと思います。
大きい幼虫
4月16日まるまる太ったカブトムシの幼虫をもらってきました。カブトムシの幼虫って本当に大きいのですね。一緒に写っているのは7歳の子どもの手ですが、大人の親指よりまるっと太っています。伸びた状態だと7~8センチありました。
この大きさの幼虫を2つの虫かごにそれぞれ入れて持って帰ってきました。
オスなのか、メスなのか?見た目ではこの時点では分りません。
・蓋を閉めて玄関の薄暗いところにおいておくと、時々幼虫がモソモソ動いている様子が観察できました。
・コバエが発生しにくいように100均で売っていたコバエ除けシートを蓋の下にかぶせました。
・幼虫は腐葉土の中の落ち葉を食べるとのことで、エサは与えませんでした。
・土の表面が乾けば霧吹きで表面を湿らせました。
さなぎの時期
さて、毎日観察しているのはもはや私だけになっていました”(-“”-)”まあ子どもってそんなもんですよね。
するとある日、片方の虫かごの幼虫が土の表面に顔を出したまま動かなくなってしまいました。
白い幼虫だったのに、なんだか茶色くなってる・・・。
そう気づいたのが、もらってきてから1か月と2週間後の5月28日の事でした。
あれ?さなぎになるんだとしたら、こんな土の表面から顔出してていいの?とこちらが心配する場所で動きが止まっています。
そして次の日
デーン!!
さなぎになってる!
しかもオス♂
5月29日。土の中から顔を出したままの状態で幼虫からさなぎの形に進化していました!!
子どもに見せると
「さなぎが土にささってる!」
と言っていました。まあ確かにこの写真を見る限りその表現になってしまいますね(-“-)
図鑑で見ると幼虫は土の中に部屋を作り、土の中でさなぎになるはずなのですが、うちのカブト君は何を間違ったのか、体半分を出しちゃっています。
・さなぎの期間は全く動きません。
・霧吹きもさなぎにかかっちゃうなぁと思い、やめときました。
・いつ羽化してもいいように昆虫ゼリーを買っておきました。
もう一つの方の幼虫はその後1週間以上もそもそ動いていましたが、ある日全く動く気配を感じなくなりました。こっちは無事に土の中でさなぎになっているのだと思います。全く見えないので、オスだか、メスだか、分からないままです。
成虫へ
その後も上の写真の状態から全く動くことのない毎日が続きました。
そして観察すること18日間。6月16日に変化がありました!
私が見た時には、さなぎの皮を脱ぎ始めていました。
虫かごの蓋をあけてみます
がんばってます!!
あんなに強そうなカブトムシですが、羽化途中は羽の色も白く、体もやわらかそうでこんなにもヨワヨワしいのだなぁと思いました。虫とはいえ、頑張っている姿には感動しました!
まあ、これも私一人で観察していたのですが・・・。
すぐに昆虫ゼリーを入れてあげたのですが、一夜明けても食べた形跡がないので、弱っているように見えました。なので、羽化した次の日には幼虫をもらってきた森に返しに行くことにしました。
カブト虫を外に出すと、力強く足を動かし、虫かごの中では見せなかった勇ましい態度で森の中に帰って行きました。これでめでたしめでたしです。
さて、もう一つの虫かごは音沙汰なしです。
本当に生きているのかさえも不安になります。いつ出てくるのか?この時は楽しみにしていました。
深夜の羽化!そして強烈な臭い!!
オスのカブトムシが羽化してからちょうど10日後の6月26日の深夜。
深夜なので家族全員眠っていたのですが、玄関で何やらガサゴソと物音がするのです。
「なにかいる!!」
と一気に目が覚め、耳を澄ましていると、ブーンという羽音も・・・
恐る恐る玄関をのぞくと
なんだかカブトムシの臭いを濃くした強烈な臭い!!
私はもともとカブトムシには特有のにおいがあるなぁと思っていました。幼少時代、森に入って「カブトムシの臭いがする!」と実際にカブトムシを見つけたこともあります。
その臭いをどう表現すればいいのでしょうか?
スイカの皮の腐ってきたような臭い?
はたまた、麦飯を炊いた時の臭い??
とにかく、私の知っているカブトムシの臭いをものすごく濃くした臭いが玄関に漂っています。
「うっ、なにこの臭い!!」
まずその臭いで心拍数がものすごくあがったのですが、その後黒光りする物体がバタバタ飛んでいるのを目撃してさらに私の心臓が跳ね上がります!!
ひゃっ!ゴキブリか!?
なんて一瞬思っていしまいました。だってカブトムシが虫かごの蓋を開けて出てくるなんて考えられませんでしたから・・・。
よくよくその黒光り物体を見てみると、メスのカブトムシでした。
玄関に置いてあったベビーカーによじ登っては羽ばたくを繰り返しています。
ちゃんと生きていて、元気に羽化してくれたのは嬉しいのですが、やっぱりちょっとホラーすぎます。
玄関で羽ばたいてる物体がでかすぎて・・・。
そして、虫かごから脱出した経緯ですが、虫かごの蓋が緩く、開きやすい状態でした”(-“”-)”
しかしコバエ除けシートが覆いかぶせてあったのですが、それはどうしてでしょう?
虫かごを見て驚愕!!
コバエ除けシートにまんまると穴が開いてます!!
メスのカブト虫おそろしや~
コバエ除けシートをカリカリと穴開けて、さらに虫かごの蓋を開けて玄関に飛び出てきたのでした。
最後に
あまりにも元気に羽ばたくメスのカブト虫が怖すぎて、靴にとまった隙に靴ごと外にだしました。なので、メスの姿は写真撮れず・・・。朝には無事にいなくなっていました。
そんでメスがいなくなった後の虫かごを撮影しました。
なんと!
虫かご内がジャングル化してる...。これまたなんかホラー
下に抜け殻もしっかり落ちているし。
土しか入れてなかった虫かごでも、こんなにニョキニョキ芽が出てくるのですね。
虫や雑草の生命力の強さに感激する出来事でした。
みなさんも機会があれば、ぜひ、カブトムシの羽化を見てみてください(^^)/
あと、オスが羽化した時はあそこまで臭わなかったのにメスだからあそこまで臭ったのか?そこは謎がのこるのですが、臭いには覚悟してください!