あきらめ癖はついた?1年未満で習い事を辞めた長男のその後

以前、『子どもが習い事を辞めたいと言い出したら』という記事で伝えたのですが、我が家の長男が幼稚園年少の冬に始めたヒップホップダンスをわずか1年未満で「辞めたい」と言い出しました。

親としては続けて欲しくて悩んだのですが、お兄ちゃんの思いを尊重して、やめさせる事にしました。

悩んだ理由が「これからもすぐに諦め癖がついたらどうしよう・・・」ってところです。

それから1年が経過して、お兄ちゃんは幼稚園年長の3学期を迎えました。小学校入学を前にして、果たして我が子は諦め癖のつく子になっているのでしょうか?

今のお兄ちゃんの様子をお伝えしたいと思います。

すぐに諦めてばかりの5歳児

習い事を辞めてしまった後「やはり諦め癖がついたか(>_<)」と思ってしまうほどに、すぐに諦めてしまうマイナスな言葉を繰り返しました。

幼稚園の体育で鉄棒や縄跳びのある日は「できないから休みたい」と言い出すのです。

周りの子が平仮名を書き始めていたので、自分から書きたいと言い出したのですが、いざ練習すると「で~き~な~いっっ!!」とヒステリックに怒ります。

「できないから練習するんだよ」と伝えても、「だってできないんだもん。」で泣いて終わりです。

まだ幼稚園児なんだし仕方ないって気持ちも、もちろんありましたが、このすぐに諦めてしまう性格はこの前習い事を辞めたせいなのでは・・・と思ってしまいました。

うちの子何かに夢中になる事ってあるの??

そもそも、この子は何かに夢中になることってあるのかしら??と不安になりました。

次にお友達に誘われて参加した地域のスポーツ教室も、最初は乗り気だったのにすぐに「もう飽きた~疲れるから行きたくない」とか言い出します。しまいには「運動系の習い事はもう絶対にしない!」と断言されてしまいました。

そう言えば、おもちゃに関しても飽きっぽい性格なんです。なので、家にはおもちゃがたくさんあるのに、「遊びたいおもちゃがない」って言ったり・・・。

幼稚園から家に帰って来たら「何したらいいの?」が口癖です。

うちの子、我がままに育っている?それとも夢中になれるものをまだ見つけられないの?

私の育て方が悪かったんじゃないかと、真剣に悩んでしまいました。

やっと見つけた楽しい習い事

幼稚園年長さんになって、お兄ちゃんに初めて固定のお友達ができました。するとそのお友達のやっている習い事を自分もやりたいと言い出したのです。

それは、幼稚園終了後に園の教室を使って開校している学研教室です。お友達もやっているからという理由なのがどうも気になり、親としても入会をかなり渋りました。でもその時点で何も習い事をしてなかったので「すぐ辞めるって言わないでよ!」と少し圧力をかけて・・やらせてみる事にしました。

ところが私の心配をよそに、入会してみるとお兄ちゃんは驚くほどその習い事にハマったのです。学研の時間が楽しくて仕方ない様子でした。

毎週出される宿題も親が何も言わなくても家で1人で終わらせています。毎週金曜日の学研のある日の朝には、宿題がすべて終わっているかを再確認し、自ら筆箱やテキストを準備しています。

ダンスの習い事の時は、行く前と、家で練習させるのがどんだけ大変だったか・・・。練習してもらうために、私がその都度褒めたり、おだてたり、時には怒ったり!

それが、なんて事でしょう!親が口出ししなくても自分で勝手にやってくれています。

私としては、習い事は運動系でやって欲しいと思っていたのですが、やはり人によって向き不向きがあるのだと実感しました。

とにかく、今までで一番楽しそうに通っているし、夢中になれるものがあると分かって、ちょっと安心しました!

夢中になった縄跳び

年長の2学期に、幼稚園で本格的に縄跳びが始まりました。

縄跳びカードなるものを渡され、前跳びび5回・10回など細かく目標が設定されています。クリアできると、それぞれにスタンプがもらえるシステムになっています。

お兄ちゃんはそれまで縄跳びができなくて幼稚園を休みたいほどだったので、さぞ「休みたい!」と言う日が増えるのだろうなぁと覚悟していたのですが、なんと!これまたものすごく縄跳びにハマったのです!!

まだぎこちない跳び方だったのですが、かろうじて5回跳べるようになりました。そこでスタンプをもらえたのが嬉しくて更にやる気が出たようです。

幼稚園の先生から「家で縄跳びの練習をしたいそうなので家用の縄跳びを買ってあげてください!」

なんてメッセージまで頂きました。

縄跳びを買ってあげると、お兄ちゃんは毎日のように家でも練習するではないですか!

こんなに頑張るお兄ちゃんを見た事がありません。冬休みでも欠かさず毎日練習していました。見ている方は寒いと言うのに、お兄ちゃん1人汗だくです。

そして跳び方もどんどん上達し、今では前跳び100回もクリア、後ろ跳び50回、あや跳びに交差跳びまでできるようになりました。あの、不器用だった跳び方が嘘のように上手になっています。

とにかく今は縄跳びをしたいがために幼稚園に通っているくらい縄跳びに夢中です。

夢中になれるものを見つける時期って必ず訪れる!

やはり本人が夢中になれるものを見つける時期って必ずくるのですね!

習い事を簡単に辞めたからと言って、すぐに諦め癖がつくとは限らないようです。続けられるものは続けられるし、本人が無理だと思えば続かないのです。

『これを頑張ってみたい!』『頑張ってみたらできた!』という経験の積み重ねで、夢中になれるものが見つかるようです。

それが今すぐにではなくても、その時期は必ずやってくるのだと思います。

終わりに

そういえば、『子どもが特に夢中になるものを見つけられない時は、勉強をさせてみるといい』と何かの本で読んだことがあります。

勉強の場合だと、問題の難易度も、興味の幅も広いので自分の解ける問題が必ずあるのだそうです。まだ小さい子どもにとって問題を解いて成功体験を身につけていくのは、運動面で成功体験をするより簡単な事なのだとか。

なので思い切って本人の興味の持った学研教室に入会したのはお兄ちゃんにとって、成功体験ができるいい機会だったようです。

去年の今頃、子どもが「習い事を辞めたい」と言い出した事で「諦め癖がつくのでは?」とすごく悩んでしまいましたが、なんてことはない。すぐに諦めてしまうってのは年齢的なものだったんだなぁと分かりました。

発達が未熟なためにできなかったものが、成長していく事によってできるようになり、成功体験も増え、子どもにやる気と自身がついていきます。そして「もうちょっとやってみたらできるかもしれない!」と諦めない力が備わっていくのです。

なので私達親は、子どもの辞めたいと思った事ばかりに目を向けず、次に向けられた興味・関心に接する機会をどんどん与えてあげる事が大切なんだと今は実感しています。

子どもが習い事を辞めたいと言い出したら

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