私達子育てをしているママ達は日々悩んでいます。
イライラしたり、ウツウツしてしまう日もあります。
でも親がいくら悩んだとしても、子どもを自分の思い通りにさせるなんてできません。
でも、自分の考え方をちょっと変えるたけで、その悩み楽になるかもしれません。
寝不足解消になるわけじゃないけど、この時間を大切にしたい!と思えるように、なるかもしれません。
最近の私の願望
「あ~。産まれたての赤ちゃんを抱っこしたい。」
これが私の最近の願望です。
ここ数カ月、私のお友達が産まれたての赤ちゃんの写真や動画をよく送ってくれるのです。
赤ちゃんって本当にかわいいですよね。
うちの子達のかわいかった頃の姿が遠い昔のような気がします。
わが家の息子達、現在6歳と2歳半。
二人で毎日家の中をドタバタです。4歳も歳の差があるというのに、おもちゃの取り合いは日常茶飯事。
弟くんはビービー泣いてあれが欲しい、あれがしたかっただの主張してくるし、お兄ちゃんはマイペース過ぎます。
息子たちの言動にいちいち腹を立てるのも無意味だとは分かっていますが
「ドタドタ走らないで!!下の家にに迷惑でしょっ!」
「も~弟くんはうるさいなぁ~。結局何がしたいの!!」
「お兄ちゃんはさ~お母さんが『出るよ~』って声かけたのになんで今から本読み始めるの??」
なんだか最近私は子どもに怒鳴ってばかりです。
そして毎日イライラしています。だから
「あー。産まれたての赤ちゃんを抱っこしたい。」
と冒頭の言葉に戻ってしまうのです。
赤ちゃんってフワッとしていて、抱っこすると柔らかくて、ママの顔をじっと眺めてきて、見ていて本当に飽きませんよね。私の気持ちも落ち着きそうです。
息子たちが赤ちゃんだったあの頃に戻りたい・・・。
なんて思ってしまう今日この頃です。
男の子は成長すると親と話さなくなる?
ですがこの間、2歳の弟くんとバス停でバスを待っていると、一緒に並んでいた年配の女性が弟くんを見て、「この時期が一番かわいいわよね。」と声をかけてくれたのです。
弟くんは、バスを待つのにじっとできず、私が「そっち行かないよ。」とか「そんな所に座らないで!」とか「それ触らない!」などと常に注意していました。
なぜ、こんなにチョロチョロしている弟くんを見て、この人はかわいいと言えるのだろう?と不思議に思い「でも今、魔の二歳児で本当に大変なんです。」と本音で答えました。すると、「でもね、それでも大きくなって全然話してくれなくなるよりいいじゃない。うちの息子なんてもう全然私と話してくれないから。今が一番かわいい時期よ」と言われました。
女性のお子さんの年齢は聞きませんでしたが、私と同じように男の子を育てているお母さんは子どもが成長した今、子どもと会話がなくて寂しい思いをしているようなのです。
なるほど、それならこんなにチョロチョロしている2歳児をかわいいと思うはずです。
今の我が家は子どもが激しくうるさいけれど、近い将来シーンとなったらそれは寂しいだろうなぁと想像できます。
赤ちゃんの時期なんて本当に少しの間
考えてみると子育て期間なんて私の人生の中でたった少しの割合なんだという事に気が付きました。
そして義務教育の15歳までを手のかかる期間だとしたら、弟くんはあと13年。お兄ちゃんなんてあと9年です。
そう思うと私と子どもが密に過ごせる時間って「あっ」と言う間なんだなぁと思えてきました。
確かに、あの赤ちゃんだったかわいい期間も今となれば一瞬です。
産まれたての頃「ちょっとくらい身体ひねってくれたら着替えさせやすいのに」とか思っていましたけど、そんなのすぐにガンガン、バキバキ動きだしちゃいました。
泣いてばかりの赤ちゃんのころ「なんで泣いてるの?理由を知りたいな」と思っていたら、「あれが欲しい~」「これがやりたかった~」「もっと食べたい~」と言葉に変換して主張するようになってしまいました。
自転車に乗せる時も、「ちょっと一人で立てるようになってくれたら、荷物の積み下ろしも楽なのに」と思っていたら、一人で立った途端あっちこっち行ってしまうようになりました。
赤ちゃんの頃、授乳するのに乳首が痛くて悩んだのも、寝不足で辛かったのも、うんちの背中漏れが多くて一日何度も肌着を洗ったのも、今となっては懐かしすぎて尊い記憶です。
だから現在子育てをしてて、イライラしちゃうことや悩んでしまう事が多い私を含む多くのママさんは、実はそんなに悩まなくてもいいんじゃないかなぁと気づきました。
本当に「今だけ」なんです。
うちの場合、ドタバタうるさいのも「今だけ」
兄弟同士おもちゃを取り合うのも「今だけ」
どうしようもない2歳児も「今だけ」なんです。
「今だけ」のかわいさを記録に残そう!
最近騒がしい子どもにイライラしてしまう日が多いのですが、そんな私でも子どもをかわいいと思える瞬間はあります。
例えば、普段クールなお兄ちゃんでも、「お母さんたまには隣に寝てよ。」と言ってくれた時とか、普段やんちゃな弟くんでも、赤ちゃんっぽい顔で寝ている時とか。
生活している中で、自分にとって大変な事ばかりクローズアップされがちですが、私が子どもをかわいいと感じる瞬間もちゃんとある!と認識しようと思い、日記に記録をつけたり、かわいいと思える瞬間の写真を撮ろうと決意し、実行しています。
それが毎日の励みになればいいなと思っています。
「今だけ」のかわいさだってたくさんあるのです。きっと。
最後に
今日、私が好きだったNHK教育番組のフック ブック ローの『青空しんこきゅう』という音楽を聴いていて、「はっ」としてしまいました。
すっかりこの歌の事を忘れていました。
心にしみます。
短いのですべての歌詞を書きますね。
『青空しんこきゅう』
作詞:山川 啓介 作曲:服部 隆之
はしっても あるいても
ちきゅうのスピードは おなじです
あせっても のんびりでも
ちゃんとあしたは くるんです
いそぐときほど くちぶえふこう
かなしいときほど にっこりえがお
フック ブック ロー
しあわせはいつも うしろから
フック ブック ロー
おいついてくるよ
だからここらで そよかぜを あおぞらを
ちょっとしんこきゅう
幸せはいつも後ろからなんですよね。そしてちゃんと追いついてきてくれるんですよ。だから今がしんどいと思っていても、実はその今がすごく幸せな時間だったりするんですよね。
悩んだり、イライラするのも「今だけ」
子どもと密な時間を過ごせるのも「今だけ」
という合言葉でお互い子育て楽しみましょうね。