最近ネットニュースで『電車でベビーカー反対2割』という記事を見ました。
この2割という数字みなさんはどう感じますか?
私は最初に「なんで反対2割を強調するのかな?」って思ってしまいました。賛成が8割もいるのに・・・。
なんだか悪意を感じる書き方だなと思ってしまったのは私だけでしょうか・・・
2割の反対者を強調することで、ベビーカーユーザーに圧力をかけているように感じてしまいます。
しかし、反対する人には反対するだけの理由があります。
私自身が、ベビーカーを使って公共の乗り物を乗る側の人間ですので、気づかないうちに迷惑をかけているのかもしれません。でも同じベビーカー仲間として、「う~ん、大変なのは分かるけど・・このパパさん、ママさんのマナー(モラル?)ってどうなの??」って思ってしまう時があります。
そこで、電車やバスに貼られている『ベビーカー使用時のマナー』には書かれていないけれども、私たちが気をつけたい部分を考えてみました。
このままベビーカー反対意見に押されないように、私たちも権利ばっかり主張しないでマナーを向上させていきましょう!
ベビーカー連れで電車やバスに乗っている時にスマホを眺めるなら、周りを確認しながら!
数年前、バスに乗っていたら若い男性が一緒にいた女性に話している会話が聞こえてきました。
「この前、バスにベビーカー広げて乗ってきたやついてよー、そいつずっとスマホ見てるんだぜ。死ねって思った。そういうやつは死ねばいいのに」
なんだって~!!ベビーカーで子どもを連れたママは電車やバスに乗った時にスマホ眺めたら死なないといけないんですかぁ??
その男性の会話を聞いて鳥肌が立ちました。私達死ねと思われる対象なの?(-“-)
まあ、極端な意見は置いといて、今回のネットニュースのみんなの意見でも「ベビーカー連れで電車に乗っててスマホ眺めている奴がいるとベビーカーを良く思えない」って意見が見られました。
それぐらいの休憩ゆるしてよ!!
って言いたいですけどね。
母だってずっと子どもに神経注いでいるんだから、ちょっとくらいぼーっとして呼吸を整えたいところなんです。
ただ、ベビーカーと一緒に乗っていると、大人2~3人分くらいのスペースを占有してしまいます。そうなるとベビーカー云々ではなくて、「他の人より場所を多くとりすぎちゃってごめんなさいね」という意味での気遣いは必要だと思うのです。
何もずっとペコペコと「すみません。すみません。」と言う必要はないと思うのですが、
乗り物が停車して乗降の流れがある時には、他の人が通りにくくないかな?邪魔してないかな?などスマホから顔を上げて周りを確認するくらいの配慮は必要だと思います。
ベビーカーにかかっている荷物、ひざに乗せませんか?
ベビーカーに大量の荷物をかけたまま、座席に座っている人をよく見かけます。電車の乗客が少ない時は全然気にならないのですが、混んで来た時なんかは「ブラブラと荷物がかけてある所にも人が立てるのになぁ~」とよく思います。
乗客のほとんどが自分の荷物は膝にのせているというのに、ベビーカーに荷物をかけている人は膝に何もない状態で座っているのです。
子どももベビーカーで静かにしてくれ、自分もホッと座れる時間というのは分かりますが、そのぶらぶらかけてある荷物ぐらいは膝に乗せましょう。
細かい事なのですが、ベビーカー反対者はこういう所に目がいっているのでは?と思います。
荷物だけ乗せてあるベビーカーを電車やバスに乗せるということ
子どもは抱っこされていて、ベビーカーには荷物しか乗ってないという状況もよく見かけます。
これは大変理解されにくいところなのですが、子どもが泣いちゃってどうしても抱っこしないといけない事態があるのです!でも、この先ベビーカーを使いたいからベビーカーは持ち続けたい。
しかも赤ちゃん連れの私たちは常に荷物が多い!おむつやミルク、おもちゃに着替え。大人が一泊旅行にいけるくらいの量の荷物を持っています。
やはりネットニュースのみんなの声でも「ベビーカーに荷物だけのせて乗ってくるやつは許せん」との声がありました。
確かに邪魔と思われるでしょうね。
でもママ一人で赤ちゃんを抱っこして、手に大きな荷物を持って、畳んだベビーカーを運ぶのって相当大変なんです!
それなら荷物をベビーカーに乗せて運んじゃったほうが数倍楽なんです!
しかし、これも混んできた場合は私たちも少し努力が必要かなと思います。電車に乗り込む時はベビーカーに荷物が乗っていたとしても、混んできた場合は荷物は荷物棚に置いて、ベビーカーは畳むという方法をとればなんとかなりませんかね?赤ちゃんを抱っこしながらはとにかくなんでも大変ですけどね。
でも、両親そろっているのに荷物を乗せたベビーカーを押して電車に乗っている姿もよく見かけます。大人2人の手があるのなら、ベビーカーは畳んで乗りましょう!
お礼や謝罪は言葉に出して伝えましょう!
電車の中ではないんですけど、私も前を歩いている人の足にベビーカーをぶつけてしまったことがあります。前方不注意の私も悪いのですが、混んでいる時はどうしても操縦が難しい事もあります。そんな時はもちろん申し訳なかったなぁとものすごく謝ります。
しかし、どうやらそんな状況で謝らない人も多々いるようなのです。
ネットニュースのみんなの声の意見でもよく見かけます。「電車の中でベビーカーでぶつかっても謝りもしないから、ベビーカーを使っている人がムカつく」と・・・
まあ私達から言わせたら、ベビーカーじゃなくてもぶつかっても謝らない人たくさんいますけどね。そこんとこベビーカーは目の敵にされやすいんですよね。
でもやはり人と人との接触より車輪と人とは衝撃も違います。
当たり前のことですけど「電車が混んでて前が見えないからしょうがないじゃない」と開き直るのではなく謝りましょうね。
あと、ベビーカーのために場所を開けてくれたのなら、当然のことと思わず、お礼を言いましょうね。
(わぁ、あけてくれたありがたい!)といくら心の中で思っても相手に伝わらないと意味がありません。
最後に
細かいことを言ったらまだまだあるのでしょうが、ネットニュースの声にあったことや、普段思っている事を挙げてみました。
しかし、考えてみればベビーカーが公共交通機関に乗り始めた歴史はまだ浅いのですよね。いろんな意見がでるのは仕方ないのかなぁと思います。でも、私たちのこういう些細な行動や言葉で、ベビーカーに理解のない人たちの気持ちを変える事ができるかもしれません。
そしてまた、私たちが子育てを卒業した後も今の気持ちを忘れず、ベビーカーに対して理解できる人であり続けたいですね。