わが家は年に1回は必ず飛行機に乗って子連れで私の実家に帰省します。空港までは夫に送ってもらえるのですが、飛行機には毎度私一人で子どもを連れて乗ります。
初めて子どもと一緒に飛行機に乗ったのはお兄ちゃんが生後10カ月の時でした。
そしてつい先日も、6歳になったお兄ちゃんと2歳を目前にした1歳の弟くんを連れて飛行機に乗ってきました。
私の実家へは飛行時間が約1時間半かかります。
海外へ旅立つ人へのアドバイスとしては短すぎる飛行時間かもしれませんが、これから子連れで飛行機に乗る方の不安が少しでも解消できたらなぁと子連れで飛行機に乗る際の[計画・準備など]を経験談をもとに話したいと思います。
飛行機の搭乗予約を取る時に確認する事
フライト時間
子どものいつものお昼寝時間と重なるようなフライト時間がベストです!やはり少しでも寝てくれると母としてはホッとします。
今回うちの弟くんの場合は起きてから3~4時間後くらいに眠くなるのが毎日のお決まりパターンと分かっていたので午前10時前の飛行機を予約しました。家から空港まで時間がかかるので出発の日は朝5時半に起きるだろうし、10時くらいには眠くなるだろうという魂胆です。
空港についてベビーカーに乗せていたら、保安検査の時に目を閉じようとしている弟君がいたので「今は寝ないでくれ~」と慌てて起こしました。そのせいでギャン泣きでしたが、飛行機に乗ると、計算通り寝てくれました。
あと、子どもって夕方になると何がなくてもグズグズ泣くこと多いですよね。なので、お昼寝を狙ってお昼過ぎの出発時間は選んだ事はありますが、夕方フライトはしたことがありません。
フライト時間は子どもの眠くなる時間、子どもの機嫌のいい時間を選びたいですね。
座る位置
座る位置は人それぞれ好みはあるとは思いますが、私は弟くんが産まれてからは一番後ろの方の席を選ぶようにしています。
初めて生後10か月のお兄ちゃんを一人で飛行機に乗せた時は座席の前に簡易ベビーベッドのついている席で、かなり前の方の席でした。なので、赤ちゃん連れは前の方に座るのかな?とその後も前の方の席を選んでいました。できるだけ扉にに近い方が乗る時も降りるときも便利ですしね。
しかし去年、初めて弟くんもつれて飛行機に乗るとき、搭乗手続きでいつものように「できるだけ前の方の席で」とリクエストすると「この便は、後方におむつ替えのできるトイレもあり、子どもが多く座る予定になっているので、後方の席はいかがですか?お子さまが泣かれても気兼ねしないかと思うのですが。」と提案されました。最初は子ども同士まとめる気ね?としぶしぶ承諾したのを覚えています。
しかし、後ろの方の席にしてみて正解でした!
・乗り降りに便利な前の方から席が埋まっていくので後ろの方は意外と空いている!
・しかもCAさんも近くにいるので、声がかけやすい!
・子どもが泣いた時、立ち上がってあやしていても後方なので皆の目が気にならない!
・実際に子どもたちが多かったので仲間がいるというだけで安心する!
・トイレも近く、お兄ちゃんを一人座らせて置いておむつ替えに行っても心配のない距離!
・お兄ちゃんがトイレに行く時もガタガタ揺れる飛行機の中を弟くん抱っこして歩くのにやっぱり近い方が便利!
なので、座る位置はトイレに近い方が便利です。それと後方の席の方が私は気が楽だと感じました。
ただ、簡易ベビーベッドが設置してあるのは前の席だったし、前方の目の前が壁になっている席だと子どもが椅子を蹴って前の人に迷惑をかける心配はないのです。なので、子どものその時の発達状況で子どもに合う席を決めて下さいね。
飛行機に乗ってから
飛行機の中で耳がキーンとならない対策
飛行機は、やっぱり子どもの耳がキーンとならないかが心配です。大人の場合は唾をゴックンして、キーンとなるのを防ぐ事もできますが、指示の伝わらない赤ちゃんや子どもにはやはりおやつを食べさせたり、何か飲んでもらうしかありません。タイミングは離陸する時と着陸する時の高度が急激に変化する時です。私は自分の耳の異変で「今だな」と感じています。
なので、まだ授乳している赤ちゃんの場合は授乳したり、おしゃぶりをしゃぶってもらうという方法があります。
実際去年、おしゃぶり大好きだった弟くん、離陸時に眠りそうだったので、おしゃぶりをしゃぶってもらいました。
お菓子が食べられるようになるとたまごボーロやラムネを食べてもらいました。これらは、一気に食べてもらっても困るので、一粒づつ手渡しであげていました。
飴を食べるようになったのなら、棒付きキャンディーなども便利です!
以前、お兄ちゃんに棒のついてない飴を着陸の頃に食べさせていて、ドシンと着陸した時に飲み込んでしまった事があって、飛行機の中で棒のついてない飴はもうやめようと決意しました。
最近、お兄ちゃんはガムを食べるようになったので、ガムも定期的に唾を飲む動作があるので、食べられるようになればガムもおススメです。
機内でのおもちゃ
機内でおやつばかり食べていても子どもは飽きてしまいますよね。なのでいくつかおもちゃは必要です。
周りの人への配慮でやはり音がでないおもちゃが無難でしょう。
赤ちゃんの場合、お気に入りの安心する人形やおしゃぶりなどがあるといいですね。
うちの場合は子ども向けの雑誌を買っています。シール貼りがあったり、簡単なおもちゃを作る付録がついているので、飛行機の中で楽しめます。あと、水で色が塗れる塗り絵なども持って行ったことがあります。とにかく飛行機の中で初めて開ける目新しい物を持って行くようにしています。
マグネットのおもちゃや、手の汚れない粘土なども音が出ないでじっと遊べるおもちゃです。
今回飛行機のおまけで手のひらサイズのお絵かきボードがもらえました!書いたり消したりが簡単で、なおかつ手のひらサイズなのでお出かけに最適!これもおススメです。
パパやママの対応
狭い飛行機の中、何が不安って子どもがぐずったり、泣いたらどうしよ~ってところですよね。近隣の席の人はどんな人だろう?子どもに理解のある人かしら?って心配です。
やはり子どもが身近にいない人にとって、子どもが騒いだり、泣き声をよく思わない人がいるのは事実だと思います。
なので、先手で「初めての飛行機でもしかすると泣いてしまうかもしれません」とあらかじめ伝えておくと、周りの人の感じ方も変わるかもしれません。
また泣いている時に「お騒がせしてすみません」の言葉があると、仕方のない事だなと思ってもらえるかもしれません。
なので私は隣に人が座って来たら「お騒がせしたらすみません」と素早く言ってしまいます。
あと、子どもを連れているママが困っている様子だったら、子どもをもつ親同士声を掛け合って気持ちの面だけでも助け合いたいですよね。
最後に
親がドキドキの飛行機。乗ってしまったら簡単に降りられないところが怖いところです。
とにかく、計画を練って、準備万端で挑んでください!
あと、ママ一人で乗っていて困った事があるならば空港のスタッフさん、CAさんは必ず助けてくれます。なので困った事は相談してみてください!
今回も保安検査のところでギャン泣きしていた弟くんを見たスタッフさんが、搭乗口までゴルフ場のカートの様な車に乗せてくれる手配をしてくれ、特別な車に乗れるわ、お土産の飴までもらえるわで、ご機嫌になって搭乗口まで行く事ができました。
それに赤ちゃん連れだと皆が乗る前に飛行機に搭乗させてもらえます。赤ちゃん抱っこして荷物もある私達にはありがたいサービスです。
また、飛行機の中でトイレに行きたくなって、ベビーキープがなかったので、CAさんに「子ども抱っこしててください!」とお願いした事もあります。
子どもが泣き出したらすぐに絵本を持ってきてくれたこともあります。
なのでママ一人で子どもをつれて飛行機に乗っても案外なんとかなるものです!